酸洗いのメリットとは?

低コストで汚れを洗い落とせる

酸性の薬剤を利用して、金属表面に付着した溶接スケールや油脂分ゴミなどを取り除く酸洗い。金属表面の汚れを落とす方法には色々ありますが、その中でも酸洗いはコストが安いというメリットがあります。費用相場は形状と材質によって差がありますが、1平方メートル当たり2千円から3千円程度といわれています。これは平面タイプの金属製品の目安ですが、パイプや角材のような立体的な材料であれば、キロ単位で費用目安が決まるでしょう。さらに洗浄できる対象物は、小さなものから大きなものまで幅広いです。面積や重さでコストが決まるため、より小さな製品ほど安価で処理することができます。なるべくコストを抑えたい場合に、酸洗いはおすすめの方法です。

物理的な外力がかからず製品自体の変形がない

酸洗いは研磨処理とは異なり、外力をかけずに金属製品の汚れを落とす方法です。物理的な力というよりも、化学的な性質を用いる仕組みとなっています。均一な状態で処理ができることから、金属製品自体に強い力をかけることがありません。そのため、金属製品を変形させずに処理が行えるメリットがあります。製品の変形を防げれば、素材の表面がかなり綺麗に仕上がることは間違いないでしょう。そうすれば研磨作業の手間を省くことができて、その後の処理の簡素化につながっていくのです。ところで、酸洗い自体では金属表面に光沢を出すことはできません。しかし酸洗いによって変形なしで表面を綺麗にできれば、光沢を出す前処理にはなります。このように、酸洗いは金属表面の加工に欠かせない処理なのです。

塗装剥離とは金属製品の塗装を剥がすことです。その方法には、剥離剤を使用する方法、ヘラなどで削り落とす方法、500度ぐらいに熱する方法の3種類あり、剥離剤を使用する方法が最も簡単です。